母の振袖 (写真撮りをしました!)

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先週、孫のHちゃんが母の振袖で十三参りの写真撮りをしました。Hちゃんは自分の考えがしっかりしている女の子なので、どのような雰囲気で振袖を着るのか、楽しみでもあり少し心配もありました。でも、新日本髪で、ひいおばあちゃんの振袖を着たHちゃんは、かわいくって、すてきな女の子になりました。

写真館は、昨年、孫のKちゃんが、十三参りの写真撮影をした、幕張の「フェアリーテール」で今回も撮っていただきました。
Hちゃんは、初め少し緊張ぎみでしたが、スタッフのみなさんが楽しい雰囲気を作ってくださって、また、お姉ちゃんと一緒に来ていることもあって、後半はリラックスをして撮ることができました。
女の子は十三参りで、肩上げはしますが、初めて大人の寸法の晴れ着を着ます。ひいおばあちゃんの振袖で写真撮りをしたこと、Hちゃんにとって13歳の記念の1ページになったことと思います。


子供写真館「フェアリーテール」 http://fairyphoto.jp/

母の振袖

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母が亡くなって三年になります。母は着物が大好きな人で、私が着付けを習い始めたのは母に「着物は自分で着られないとダメよ。」と強くすすめられたからでした。私も着物が大好きになり、着付けの仕事をするようになったことをとても喜んでくれていました。母と着物の話しが一緒に出来たこと、思い出がたくさん出来たこと、ほんとうによかったと思っています。

母の振袖が2~3枚残っていました。母が振袖を着たのは20歳前後と思いますので、もう80年近くたっていますが、良い状態に思えたものが1枚ありました。昔の染めを大事にしたかったことと、素敵さも感じたので残ししておきたくて、洗い張り屋さんに相談しました。古い汚れがあるのできれいにならないと思うけど、洗うことは大丈夫ということで洗い張りをしてもらいました。

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今年、長女の娘Hちゃんが十三参りなのです。とても活発な女の子ですが、おばあちゃんのお振袖の話をしたら、「着てみようかな!」と言ってくれたのです。この夏休み中に写真撮りをということになり、急いで和裁師のO先生に仕立てをお願いしました。もう生地も弱っていますし、取れない汚れや小さな穴などで大変だったと思いますが、きれいに仕立ててくださいました。
母の振袖がもう一度Hちゃんで生き返りました。うれしさでいっぱいです。

千葉駅前教室の今!

千葉駅前教室は、今、新型コロナウイルス感染の対策(前ブログ「千葉駅前教室 再開しました」でお知らせ)をしながら授業を進めています。

手の消毒用とドアノブなどの周りの消毒用を用意しています。20200715_133044.jpg


生徒さん、講師は、教室に入る時、必ず手洗いまたは消毒してから入るようにしています。また、帰るときも消毒をしています。

教室は、窓を二ヶ所開けて換気しています。
窓を開けるとどうしてもエアコンの効きが悪くなりますので、自分の着方の授業は暑くならないように注意しています。スムーズにレッスンができるように、扇風機で冷たい風が回るように調節しています。


S先生のクラスを、ちょっとのぞいてみました。生徒さんも先生もマスクをしています。(教室では必ずマスク着用です。)
この日は専攻科前期クラスで、「男物の正装」の授業でした。
着付けを見てあげる時、ついつい生徒さんの近くに寄りそうになりますが、気を付けて指導しています。20200713_142118.jpg


ちょうど袴紐の、十文字結びを習っていました。十文字は袴着付けの大きなポイントです。しっかりきれいに、かっこ良く結ばなくてはいけません。細かい部分になりますので離れすぎて手元が見えないと指導ができません。「近くなりすぎないようにしないとね。」とS先生が笑いながら話して、生徒さんの Tさんも「十文字にするのがむずかしいです。」と、楽しそうに授業を受けていました。


久し振りの授業

千葉駅前教室は、今月から再開です。それぞれのクラス、生徒さんと担当の先生が話してスタートをしていますが、、早いクラスは1日から授業でした。初めは講師、生徒さんともに少し戸惑いがありましたがすぐに慣れて今はスムーズに授業が進んでいます。

私が担当しているクラスは、7月からスタートの生徒さんが多いのですが、師範科前期のKさんが、昨日、再開後初めての授業になりました。感染対策をしながらですので生徒さんも私も初めは緊張気味でしたが、授業が進むにつれてなれてきて、いつもと変わりない授業でした。終わってから、自粛でほとんど毎日家に居るので教室に来れてよかったこと、気分転換になったこと、久し振りの授業が楽しかったことを話して、学べることが戻って良かったとあらためて思いました。

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教室が休みに入った時は3月で、着物は袷、長襦袢は無双でしたが、もう夏の装いです。着物は単衣、長襦袢、小物は夏物になります。
昨日は久し振りに着物で出かけでしたが、梅雨空で気温も高かったので、単衣の小紋に伊勢型の絽の染帯にしました。着物はシルック(化繊)です。

シルックの着物は、雨の心配をしないでお出かけができますので、今の季節は最適です。また、汚れても家でお洗濯ができます。ただ、着心地の良さは正絹の着物です。体になじんで着やすいですし、涼しさもあります。(冬は暖かいのです。)正絹、そしてシルックはそれぞれ良さがありますので、そのことを楽しみながら着ています。

千葉駅前教室 再開しました

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千葉駅前教室は、先月末まで新型コロナウイルス感染で休講でしたが、今月1日より再開しました。
コロナウイルス感染が終息したわけではありませんので、注意に注意をしての再開です。授業は生徒さんと先生が連絡を取りながら、すぐに始めたい方、もうしばらくお休みの方とクラスによって自由にしています。

千葉駅前教室では授業を安心して受けていただくために:
〇教室、授業での注意点
 ゜クラスは1~2名とします。
 ゜授業は1階、2階、1クラスずつとします。
 ゜開けられる窓は開けて授業をします。
 ゜生徒さんと生徒さん、講師との間隔は2㍍とります。
 ゜専攻科からの授業(人様に着せる勉強)はボディを使用します。
 ゜使用した教材(着物、帯など)は3~4日かけておきます。
〇生徒、講師の注意点
 ゜必ず検温をして教室に来ていただきます。
 ゜教室に入る時、必ず手指の消毒をします。
 ゜生徒、講師ともマスクをします。
 
着物は日本人の大切な着る文化と思います。このような中ですが、着物を着ることを大事にしていただきたいと思っています。
着物を着て、楽しく自由にお出かけできる日が早く来ることを願っています。



帯の洗い張り

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帯は洗うことがむずかしいと言われています。帯は厚手の織ですし、織り方、絹糸の太さ、金糸の織り込みと帯によって違ってきます。ですので、洗いに出すことはあまりしませんし、洗ったらダメという方もいます。塩瀬の帯は洗い張りに出せるのですが、汚れがひどく無いかぎり洗いに出すことはしないのです。

写真の帯は20年前くらいに叔母(本間美也子)に染めてもらって、毎年、桜の季節に締めることを楽しみにしている塩瀬の帯です。実は長い間の汚れと、たれ先の角が切れてきたので気になって、思い切って洗い張りに出してみました。仕上がりは、ある程度汚れは落ちたのですが、少しですがスレと洗ってのしわがあって気になりました。
帯の仕立ては、いつもの米津帯屋さんにお願いしました。ふちの汚れが落ちなかった部分、たれ先の切れている部分もありましたので、縫い込んでもらうようにしました。米津さんは、数ミリでも縫い込むと、帯が細く感じるかもしれないと話されたのですが、ほとんど感じなくてきれいに仕上がりました。良かったのは、帯になったら洗い張りで気になった部分がほとんど見えなくなったのです。安心して締められる帯になりました。
今年の桜の時期に間に合うように仕立て直しをしたのですが、残念ながら新型コロナウイルス感染の自粛で、締めることができませんでした。来年の春、きれいになった帯を締めることを楽しみにしたいと思います。

子どもの着物「一つ身」

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子どもが生まれてお宮参りをされるときの「お掛け」は一つ身(赤ちゃんの着物)ですが、着物としての一つ身は今ではほとんど作られていないと思います。

写真の着物は私が生まれて3~5ヶ月の時に着せてもらっていた一つ身で、母の実家から贈られたものなのです。実家の地域では、子どもが生まれたら母親の実家から一つ身の着物を贈る風習だったそうです。この着物は2枚とも綿入れになっています。私は7月生まれで着る頃は寒くなりますので、綿入れの着物を作って贈ってくれたのだそうです。上の写真の着物はちゃんちゃんこが付いています。
娘が生まれた時(もう40数年前になります)、一つ身がきれいに残っていることを思い出し実家から持ってきました。

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一つ身の着物は後ろ身頃を布幅でとりますので、背縫いがないのです。
子どもの着物には紐を付けます。紐のつけ方は決まっていて、女の子は縫い目を上に男の子は縫い目を下につけるのだそうです。
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一つ身には、紐つけに糸で刺繍をして「紐飾り」を付けます。「紐飾り」の由来は諸説あるようですが、魔除け、お守りとしてつけられていることが多く言われています。
「紐飾り」について調べていて、「迷子のお守り」というおもしろい由来を知りました。
IMG_7631.JPG衿裏に「紐飾り」の縫い糸をあえて残しておくのだそうです。迷子になって、もし悪いものに糸を引っ張られても、糸が着物から抜けて捕まらないというおまじないの意味が込められているそうです。
そのお守りがこの着物にもありました。糸はじを外に出して2㎝ぐらい残してあります。
子どもの安全な成長を願う気持ちはいつの時代でも同じですが、こんなところにもその願いが込められていること知り、今よりも子どもが成長することの大変さを思いました。